疲れたOLがラオスにはまる理由
友達でも、会社の人でも、初対面の方も、海外旅行が好きという話をする度、大抵「どこの国がよかった?」といた話になりがち。
私はいつも ラオス と回答しています。
学生の頃、東南アジアあたりの地図を見て、タイとベトナム近いしここ行こうかな?なんて思って行ってみたら、とんでもなく良いところでハマってしまったのです。
特別大好きなのがルアンパバーン(ルアンプラバン)。
何がいいの?と言われるといつも、なんだろう、、雰囲気?と曖昧な答えになってしまうけれど。。
そこで、村上春樹の『ラオスにいったい何があるというんですか?』で、とてもしみわたる表現が2つほどあったので書かせてください。
https://www.amazon.co.jp/dp/416390364X/ref=cm_sw_r_cp_awdb_QsULzb650ZHP3
この本は紀行文なのですが、ルアンプラバンについて書いてくれてるので、村上春樹からしばらく離れていたつもりの私でも本を手にとって、ありがとう、と読んでます。
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私たちは毎日色々なものを見てはいるものの、見る必要があるから見るのであって、本当に見たいものを見ているのではないことが多い。
一方ルアンパバーンでは、自分の見たいものを自分で見つけ、自分自身でじっくり時間をかけて眺めなくてはならない。日本で流れ作業なようにものを見ている感覚とは異なり、自発的に想像したり、見るものを取捨選択する。
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私自身、東京の暮らしにとても疲れて何ヶ月も会社を休んでいた時にルアンパバーンへ1人で行ってきたことがあります。
川沿いのレストランで出された臭い(腐ってる!?)割り箸を使ってディナーをいただいたら、翌日から体調が最悪なことになって高熱に泣きながら1人で年越しをした、という思い出もありますが。
それはさておき、ラオスには何があるかというと、お寺とか、メコン川とか、美味しいご飯に綺麗な滝など、素朴な魅力が色々ありますが、
なんでも自分の好きなように自分の足で回れる場所です。
動く。動かない。どちらの選択もとれる。あの時間と人の流れこそ、ラオスの魅力ではないかなぁ。
村上春樹の文章によって、多少はラオスの魅力をマシに語れるようになりそうでありがたいです。
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世界というのはとてつもなく広いはずなのに、同時にまた、足で歩いてまわれるくらいこぢんまりとした場所でもあるのだ。
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ルアンパバーンって京都奈良のような古都なんですが、小さな街なので歩いてもよし、私はレンタサイクルで回るのがたまらなく好きですね。
そこかしらにあるゲストハウスで借りられます。
現地でいただくご飯もとっても好みです。
タムマークフンというパパイヤサラダが辛すぎて、カオニャオというもち米を頼んで火消しみたいなことしたり、からだ張ることもありましたが。良い思い出。
タイのソムタムにほぼ一致してるんですが、パーデークというニオイきつめの魚醤?を使っていて、パンチがあって好きです。
タムマークフン
カオニャオ
ラオスの魅力、もっと噛み締めたいので、今後も許される限り訪問したいと思います。
ルアンパバーンにはまってしまってるものの、バンビエンなど素敵な場所がまだありますし、ラオス一周してみたいです。
東京の暮らしにある意味飼いならされた大人におすすめします。
本当に力を抜くことってなかなかないですから。ここならできます。